「社長コラム」 

【新年度に思い出すこと】

4月新年度を迎え生活のリズムが変化した方も多いと思います。街中でも新社会人らしき姿を見かける機会が増えました。彼らを見かけると自分の社会人スタート時を思い出します。30年以上前のことです、三重から大阪への就職を機に生活環境が劇的に変化し周囲についていくので精一杯の日々でした。

本稿を目にする皆さんは全員が社会人になった瞬間を経験しています。誰しも仕事に就き始めたばかりは壁にぶつかるでしょう。「想像以上にきつい」「自分に合わない」「こんなことをするために入社したのではない」「何かが違う・・」等々思い煩う新社会人は多いはずです。自分たちは「仕事をできる」と思い描いていても現実のギャップに苦しみます。誰もが就職(もしくは転職)したその日から何でも一人前にこなせるはずはありません。まず人の顔と名前を覚え、どこに何があるかを覚え、ルールを身に着け、徐々に業務の内容を習得し成長していきます。どこの職場でも同じです。「隣の芝は青く見える」とよく言いますが、実際には新天地に見える場所がそうでないかもしれません。

私は2度会社を辞めた経験があります。勤続期間は12年10ヶ月、7年2か月、そして今の会社は14年目です。最初に就職した会社で入社に際し決めたことはただ一つ、「どんなことがあっても10年は辞めないこと」でした。2度の転職は自分の中で一つのことをやり遂げて、次のステップに進むと決めての退職です。新人と時は今でいうパワハラが日常の時代でそれ以外も含め決して楽しいことばかりではありませんでした。一度逃げてしまうと次に嫌なことがあるとまた逃げ出してしまう、逃げることに慣れてはいけない。と自分にはっぱをかけていた時期もありました。気が付けば後輩が増え、いつの間にか部下が増え、多くの社員さん達と接するようになっています。

以前あるミュージカル映画でこんな場面が見かけました。共演を持ちかけられた俳優が、「一緒にはやらない、あなたのことが嫌いだから」と拒みます。すると持ちかけた方が「それが舞台の上で何の問題になるのかわからない」と返します。とても印象的な場面でよく覚えています。人間は感情の生き物です、好き嫌いや相性の良し悪しはなくなりませんがそれらを基準に仕事をしては何もうまくいきませんしその気持ちや行動は周囲に伝播します    

苦労はどこへいってもついてくるもの、何を求めてその職に就いたのか。何かをやめることは簡単、続けることは困難。ただ経験上私は耐えて続けるほうに比重を置きます。そして将来笑って振り返ることのできる人生にする。関わる人の数が増えれば増えるほど考えることも増えていきますが、そんな環境は自分を成長させるチャンスと捉えて一社会人として日々を過ごしています。

 

今年に入り皆さんの給与明細が電子化され、本広報誌も紙からPDFになり毎月末目途に閲覧できるようになりました。GWをゆっくり楽しんでください、そしてまたそれぞれの職場で全員元気に顔を合わせましょう。

 

管理部長コラム「夢を叶えるためには」

夢を叶えるためには?

夢を叶えるためには、時間がかかります。その中で、常にモチベーションが高い状態を維持できるように工夫することが重要です。

モチベーションを維持するためには「なぜその夢を叶えたいのか」を明確にし、「夢を達成するために何をすべきか」を具体的に決めておくことが必要です。迷ったとき、悩んだときに、一度原点に立ち戻れる場所を準備しておくことで、再び自身を奮い立たせることができます。

 

目標を立てる

なぜその夢を叶えたいのか、そのためにはどんなことを身につけるべきなのかをはっきりさせておきましょう。細かく目標を立てることで、夢を叶えるためにすべき行動がより具体的になります。

とるべき行動がわかれば、次は1日に努力できる時間や予定を立てていきましょう。ノートやスマホのメモアプリなどに書き、常に見れる状態にしておくのがおすすめです。

 

夢をより具体化させる

成功した人たちも、最初は夢を叶えたいという気持ちから行動しています。漠然とした夢を達成しようとしても、途中で挫折してしまう人は少なくありません。夢を叶えるために必要なことを紐解いて細かく目標を作り、達成した先に、夢の実現があります。

はじめは、確実に達成できる目標を立てていくのがよいでしょう。夢の到達地点が現在地から離れていればいるほど、始めに一歩、二歩、三歩と着実に歩むを進めることが重要となります。マラソンと同じように、「まずは近くの電柱まで」、到達したら「次の電柱まで」と細かく目標を立てていくことで、前に進むことができます。

 

目標期限を決める

継続して小さな努力を積み重ねると、自己肯定感が高まり充実した日々を実感できます。

夢を叶えるために必要な行動をピックアップし、1日、1週間、1月の目標を立てて、どのくらいの期間があれば達成できるのかを明確にしましょう。目標達成期限を決めると前向きな気持ちで日々を過ごせます。

無理はしすぎず、頑張ったら達成できるくらいの目標期限を掲げると、今するべきことが見えて時間の使い方を見直すきっかけになります。

 

毎日継続する

日々の目標を立てていても、なかなか思うように進められないときもあるでしょう。それでも、毎日確実に目標を達成していくことで、少しずつ前に進むことができます。ローマは一日にして成らず、「夢を叶える」という大事業は、長期間の継続した努力なしには達成し得ません。

 

成功している人から学ぶ

視野が凝り固まってしまわぬよう、成功している人に話を聞くのもよいでしょう。困難が立ちはだかった時の乗り越え方や、夢を叶えるためにどのような考え方を大事にしていたのか、など自分にはなかった視点を取り入れられます。

 

編集後記

企業や学校などで新年度が始まったと思えば、あっという間にゴールデンウィークへ突入ですね。

長期連休で海外旅行へ行く人は一定数いますが、今年は円安の影響で国内旅行を選択する人が多いようです。1ドル=155円では、旅行先での出費も嵩むので納得です。さて、みなさんはどちらへお出掛けされるのでしょうか。おすすめスポットがあれば是非教えてください! 広報委員長 井口