ワールドプランニング社内広報誌

【社長コラム】

【活字に触れる】

皆さんは最近どれくらい活字に触れているでしょうか。このテーマ、定期的に広報誌で取り上げる様にしています。
ニュースや情報の多くをインターネットで手軽に読むことができる現代、検索すれば瞬時に知りたい情報が手に入りますし、移動中でも簡単に記事を読むことができとても便利になっています。一方で私は社会人になって35年、現在も「本」や「新聞」といったいわゆるアナログの活字に触れる時間を極力持つようにしています。デジタルの記事は要点が簡潔にまとめられていて、短時間で多くの情報を得るには非常に優れています。反面、どうしてもトレンド(知らされる情報)や断片的な内容になりがちだとも感じています。例えば先日新聞で、「デンマークは昨年末で手紙の郵便配達終了」という記事を目にしました。これは他で知ることのない内容であり、深堀していくとデジタル化の波が国家事業の見直しにつながった事象だということが理解できました。

本や新聞はある程度まとまった文章を読み進めていく必要があり、流れを追いながら読むことで、背景や文脈も理解・想像するようになります。文章を読みながら要点を掴む力は、仕事でも日常生活でも重要な能力だと思います。会議資料や報告書・契約書など、私たちの周りには長文の文章が多くあります。それらを短時間で読み取り、要点を理解する力は、日々の読書によって自然と鍛えられていくものだと思います。このことは、資格試験の勉強をしている人ならばより納得できるのではないでしょうか。

他にも活字に触れることは大切な意味があります。それは「母国語」を身近に感じておくことです。最近は実際に文字を書く機会が少なくなりました。そのため、手書きで文章を書こうとしたとき、漢字が思い出せなかったり、言葉がうまく出てこなかったりする経験を私はしています。普段から文章を読み、語彙や表現に触れ続けることで日本語を自然に使いこなすための訓練をしているつもりです。

私自身、読書のジャンルにはこだわりがなく、いわば「濫読」で興味を持った本を気の向くままに買って読むことが多いです。そのような中でも歴史ものは特に好きで、過去の出来事や人物の判断を知ると、「なぜそうしたのか」「自分ならどうするか」と考えさせられることが多く、非常に勉強になります。歴史は単なる昔話ではなく私にとって人間の行動や組織の動きを学ぶ材料になっています。

そして本稿執筆現在、『国宝』を読んでいます。間もなく読み終えますが、物語に引き込まれてページが進みます。まだ映画を観ていませんが文章の世界をどのように実写化するのか想像力が掻き立てられます。その前に読んでいたのは三島由紀夫の作品でしたが、こちらは文章が重厚で独特の表現が多く読了に時間を要しました。本にはそれぞれ著者の文体や表現に個性があり、そうした違いを知るのも読書の面白さの一つだと思います。登場人物がどのような場所にいて、どのような心境で行動しているのか。環境や背景を思い浮かべながら読むことで、物語の世界が頭の中に広がっていきます。著者の考えや登場人物の感情を想像しながら読み進める時間は、とても豊かなものだと感じています。

仕事でも人生でも、「いざ」という場面は突然訪れます。そのときに適切な判断をするためには、日頃から知識や思考力を磨いておくことが大切です。スポーツでも練習なしに試合で良い結果を出すことはできません。それと同じように、日常の中で学び続ける姿勢が、本番の場面での判断力や行動力につながるのではないでしょうか。

日々忙しく働いていると、ゆっくり本を読む時間はなかなか取れないものです。しかし、たとえ一日10分でも活字に触れる時間を持つことで、思考力や想像力は少しずつ磨かれていきます。 活字に触れることは自分の世界を広げることでもあります。そしてその積み重ねが仕事や人生のさまざまな場面で力になってくれるはずです。

4月を迎え、生活のリズムに変化のある方も多いと思います。引き続き体調に留意いただき精励ください。

 

 人材派遣事業部   ― 新生活の始まりに ― 

2026年が始まって早くも3ヶ月。年度末を迎え、来月から新しい環境がスタートするという方も多いのではないでしょうか。ご自身に大きな変化がなくても、ご家族やご友人の環境が変わるということもあるでしょう。

就職や入学、そして新生活の始まり。期待や希望に胸を躍らせ、まったく新しい世界へ踏み出していく事は輝いて見える一方で、新しい環境に順応できるかという不安を抱えることもあります。その不安が、時に大きなストレスとなってしまうこともあるでしょう。

私たち人材派遣事業部のメンバーは、スタッフさんが希望される条件に、できる限り寄り添い、合致する企業をご紹介することを日々の業務としています。言い換えればそれは、誰かの人生における「新しいスタート」の瞬間に立ち会っているということです。そこには必ず、環境の変化が伴います。期待もあれば、不安もある。その両方を抱えた一歩に、私たちは日常的に関わっています。

私たちの業務で最も大切なことは、スタッフさんの希望に合うお仕事をご紹介することだけではありません。新しいスタートを切ってから生じる環境の変化に対して、どのようなフォローができるのか。特に入社間もなく、期待と不安が入り混じる、心身ともに最も負担の大きい時期をお支えすることこそが大切だと考え、日々行動しています。また、日常的に関わる仕事であるからこそ、ともすればそれが当たり前になり、機械的な対応になってしまう可能性もあります。しかし、その一歩は一人ひとりにとって特別なスタートです。そのことだけは決して忘れてはならないと、私たち自身が常に心に留めて日々の業務に向き合っていきたいと思います。

こうした新しいスタートの場面に日々立ち会っていると、ふと生活や心の在り方について考えさせられることがあります。生活や身の回りの環境が目まぐるしく変化する中で、そのスピードに追いつけなくなりそう、そんなこともあるのではないでしょうか。コスパだとかダイパだとか、やたらと効率やスピードを求める世の中の風潮もまた、見えない圧力となって人の背中を押してくるような気がします。

前を向いて走り続けることは大切なのかもしれませんが、時には一度立ち止まって、まずは大きく深呼吸してみる。晴れ渡る春の青空を見上げてみる。それから目を閉じて耳を澄ませてみる。喧騒の中にも、鳥のさえずりや風のささやきが聞こえてくるかもしれません。気持ちが落ち着いたら、少し考えを巡らせてみる。周りにいる大切な人のことや、大切にしていることについて。そうしてみることで、普段は見えていなかったものが見えてきて、視野が少し狭くなっていたことに気付くこともあるのではないでしょうか。そして、そうすることで、また明日も頑張れる。そんな気がします

【編 集 後 記】

我が家のペット😸

我が家には猫が2匹います。

14歳になる『ニャンコさん♀』(写真上段)

8歳になる『虎太郎♂』(写真下段)

ニャンコさんは車のエンジンルームに入ってて救出し我が家の子😸に

虎太郎は会社近くの側溝に落ちてましてそのまま救出し我が家の子😸に

ネコとの出会いは不思議な縁を感じます🐈

広報委員 中野