「社長コラム」
【事実とその背景を考えてみる】
3月は年度末ということもありいろいろな節目のニュースが飛び交います。その中で気になった記事がありましたのでまずは冒頭で紹介します。
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#杉良太郎
御年79歳、この人の行動力には誰も敵わない。資産40億もなんのその、、
「芸能人の売名」との指摘に杉の考えは、
もはや、毎度おなじみだが、今回もSNSなど上では「偽善者」や「売名行為」という声も上がるが、杉は「被災者にそんなこと言っている暇は無いんだよ。被災者にはどうだっていいこと。明日は我が身。あなたのところも起きるんだから。みんなで協力していくしかないんだよ」と一蹴した。
思い起こされるのは、13年前の東日本大震災時だ。やはり宮城県石巻市へ、トレーラーや冷凍車など車両20台で数千人分の救援物資を大量に届けて、毎日5000食以上を炊き出しして、被災者を支援した。その2週間後には福島県南相馬市も訪れた。
そんな最中で「芸能人の売名」と言われた時だった。杉は「ええ、売名ですよ。皆さんもおやりになるといい。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういう風におっしゃる方々も、ぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ。」とピシャリ。「確かに福祉は時間とお金がかかる。特にお金が無いと見栄えのいい福祉はできない。でも、お金が無い人は、時間を寄付すればいい。お金も時間も無い人は、福祉を理解して、実際に活動している人に拍手を送るだけで十分。それで、もう立派な福祉家なんです」と説いていた。
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実際、杉氏が能登地域に入ったのは1月22日だったそうです。
3月は東日本大震災の発生月ということもあり2012年3月以降は毎年関連行事が実施されています。発生から早13年、私はあの地震の瞬間エレベーターの中におり今でもその時の状況を思い出すことができますが、10年以上経過し記憶や危機感が薄れつつありました。元旦に能登半島地震が発生したことで改めて脅威を感じた方も多いのではないでしょうか。
発生から2か月以上経過しても約1万人の方々が避難生活を強いられており、2月には当社の社員や私の知人が現地で数日間のボランティア活動に参加しその時の様子を伝えてもらいました。画面越しには伝わらない実情が多々存在するようです。
地震に限らず自然災害発生後は様々な問題が発生します。SNSにより情報の拡散が自由な現在、一方的な偏見や誹謗中傷、犯罪行為も公になるようになっていますが、そんな中で上記の記事がとても印象深かった次第です。記事の内容に関する受け取り方は千差万別、全て正解で間違いはありません。
私自身はこれを読んで “この行動力とここまで堂々と言い切ることができる人間性・経済力。これらの背景には相当な経験・苦労・覚悟が積み重なっており、今の自分を形成しているのだろう”と思いを巡らせました。
当社5月の決算まで残り2か月となりました。会社は誰か一人や一部少数の力で成り立つものではありません、全員でやり残しや後悔のないよう日々を過ごしていきたいと思います。
管理部長コラム「コミュニケーション」
プライベートでは友人がたくさんいるのに、なぜか仕事上のコミュニケーションが苦手……
そう感じている社会人は少なくありません。仕事を効率的にこなし、自分の役割を果たすためには、的確に情報を伝えたり、受け取ったりする必要があります。今回は「コミュニケーション」について考えてみましょう。
コミュニケーションはそもそも誰のためにある?
プライベートでは基本的に自分の好きな人、コミュニティの中でお付き合いをしますよね。自分が心地よい場だけで過ごすことができるので、その中でのコミュニケーションは「自分のため」のものといえるかもしれません。ですが、ビジネスシーンではそうはいきません。
自分が好きか嫌いか、合うか合わないかにかかわらず、所属する組織にいる人や顧客など、仕事に関係するさまざまな人とコミュニケーションをとらなければなりません。それも、相手のことを気遣って円滑にコミュニケーションができなければ、仕事に支障が出るでしょう。つまり、仕事におけるコミュニケーションは「相手のため」にあるものといえるのではないでしょうか。まずはこのことを意識することで、仕事とプライベートでコミュニケーションのとり方が変わってくるはずです。
相手の立場に立つコミュニケーションが自分のためになる!
自分の職務、役割を果たして仕事の価値を高めるためには、相手にも自分にもストレスがかからない方法でコミュニケーションをとることが大事です。例えば、相手の立場に立たず、攻撃的で一方的な伝え方をしてしまうことは相手にストレスを与えます。かといって、言いたいことを言わずに我慢するだけでは、自分にストレスがかかります。このどちらも、仕事の価値を高めることにはつながりません。相手に配慮しながら、発展的かつ協調的な自己主張をすることが、相手にも自分にもストレスがかからずに仕事の効率を高めるコミュニケーションの方法だといえるでしょう。
相手に配慮して人間関係を円滑にするコミュニケーションのコツ
相手を思いやる態度や言葉選びが、コミュニケーションを円滑にして、結果的に「発展的かつ協調的な自己主張」につながります。では、具体的にどんなポイントを押さえれば相手から見る自分の印象が良くなり、情報が伝わりやすくなるのか、その例を紹介します。
私は~」を適度に使う
会話の中で口癖のように「私は~」を使うと相手を否定する言い方になり、自己主張が強すぎると感じられるため反感を買いやすいです。反対に、「私は~」が少なすぎてもいざというときに頼られにくく、信頼感を下げてしまいがち。事実は事実として伝え、「私は~」から始まる自分の意見とは別にすることでほどよい自己主張ができます。
「ありがとう」を口癖にする
相手の立場を思いやるコミュニケーションでは自然と「ありがとう」の言葉が多くなります。仕事の場面ではつい、「すみません」を使ってしまうことはありませんか?ですが、「すみません」は遠慮しているから使ってしまう言葉で、実は相手への配慮に欠けていることが多いです。
【編集後記】
ようやく寒さもやわらぎ、春の訪れを感じることができる時期となりました。とは言っても、まだまだ肌寒く体調に気をつけなければならないですよね。今年はまだ、桜の開花が見られず、本格的な「春」到来にはもうしばらく時間がかかりそうな感じですね。心の中で「春よ来い」を叫びながら「春」を待っています😊 広報委員長 井口