ワールドプランニング社内広報誌
【社長コラム】
「今年は昭和100年です」
皆さんは昭和に対してどのようなイメージを抱くでしょう。西暦1926年に始まり1989年に幕を閉じましたが、仮に続いていれば今年は100年目です。
昭和、 日本は大正デモクラシーを引き継ぎながら軍部の台頭により大きな渦を経験しました。戦後の高度経済成長期は「やればできる」という気概で困難を乗り越えていた、いわゆる「気合と根性」全盛期。勢いに乗れば、誰もが成功できるという雰囲気だったかもしれません。平成を経て令和の時代は、デジタル技術の進化やグローバル化によって価値観や生活様式が加速度的に変化しています。個人が主体的に考え行動しなければ望む未来を手にすることはできないように感じます。
昨年、「不適切にもほどがある」というテレビドラマが放映され話題となりました。制作サイドは様々な反発を予想していたそうですが十分世の中に受け入れられ、私も毎週楽しみにしており多くのことを学びましたので少し振りかえってみたいと思います。
このドラマは、1986年(昭和61年)の体育教師が2024年(令和6年)にタイムスリップすることで、昭和と令和の価値観の違いを浮き彫りにしたものです。
1.価値観の衝突
昭和の時代、体育会系の厳しい指導や根性論が当たり前でした。 しかし、令和の時代はハラスメントに対する意識が高まり、人間関係の在り方も変化しています。 作品中、昭和の感覚では当たり前だった発言や行動が、令和では問題視されるシーンが多く登場しました。これは単純に昭和がダメで令和が正しいということではなく、昭和の熱意や思いやりが強調もされていました。昭和には人と人との距離が近い関係性が多く、面倒見のいい先輩と後輩の関係やご近所付き合いがあったような気がします。
2.コンプライアンスと人間関係の変化
茲許は、コンプライアンスが厳しくなり個人の自由や権利が重視されています。 反面で人間関係が希薄になり、コミュニケーションの難しさも指摘されています。作品では体育教師のズバズバものを言う姿勢が、最初は煙たがられていながらも結果的には周囲の人々に影響を与え、権利と義務の意味や、みんなを思いやる心の大切さを気づかせていく様に展開していました。
3.過去を否定せず、未来につながる視点
ドラマが単なる懐古主義であればここまで話題になることはなかったでしょう。昭和の価値観をただ現代によみがえらせているのではなく、全体を通して令和の価値観とどう折り合いをつけるかに焦点が当てられていた気がします。
- 時代とともに価値観が変わることを受け入れる
- 過去の経験や知恵を、現代に合った形で活かすこと
- 人と人との関わりを大切にすること
昭和100年を迎え働き方やツールは劇的な変化を遂げてきましが、時代が変わっても忘れてはいけないものがあるはずです。私自身、「自分は古い人間かな」と感じる瞬間は少なからずあります。そこで今求められるのは、「変化に適応する力」と「自ら考え行動する力」ことだと言い聞かせて過ごすようにしています。
共通の目的を持てば手段は無限に存在します、そして将来を担っていく世代の挑戦を昭和世代は全力で応援していきます。
不動産事業所より「自社新築物件」の紹介ですPart2🏡
前号に引き続き、不動産事業部より自社の新築物件を紹介します
近鉄難波・奈良線東花園駅エリアにある新築戸建て物件です。
気軽に見学いただけますので、「新築の家を見てみたい!」という方は是非お問い合わせください。
■ 価格/2,780万円■所在地/東大阪市新池島町1丁目17番41号■最寄り駅/近鉄難波・奈良線「東花園」駅徒歩16分■地目/宅地■用途地域/第一種中高層住居専用地域■地域地区/準防火■建ぺい率60%■容積率160%■土地権利/所有権■土地面積/60.95㎡(私道負担約11.9㎡含む)■建物面積/83.86㎡■建物構造/木造3階建■建築確認番号/第関住R05認建04134号■取引態様/売主(売主につき仲介手数料不要)
お問い合わせは、不動産事業部 中野部長まで TEL080-7062-7294
【編 集 後 記】
全国的に厳しい寒さが続きつつも、春の訪れが待ち遠しい季節となりました。バレンタインデーや節分などの行事も賑わいを見せ、皆様も日々の業務をこなしつつ季節の変化を楽しんでいただけたでしょうか。
広報委員会一同